ホームページ制作をしておりますエムリンクスの前田です。
先日初めてお会いしたからご質問をいただきました。
自分のホームページの表示速度が遅いなぁと感じる人も多いのかもしれませんね。
表示速度は、ユーザー体験やSEOに大きく影響を与えます。
特に、Googleは表示速度をランキングの一つとして重視しているため、改善が必要です。
今日は、WordPressサイトの表示速度を改善するために実施した4つの具体的な施策について紹介していきたいと思います。
オフスクリーン画像の遅延読み込み
オフスクリーン画像の遅延読み込みとは、まだ表示されていない画像の読み込みを遅らせ、ユーザーが実際にその部分をスクロールして表示する際に初めて画像を読み込む技術です。
これにより、ページ全体の読み込み速度が向上します。
実施方法
WordPressサイトでは、A3 Lazy Loadというプラグインを使用するのが簡単です。
このプラグインをインストールし、設定を行うことで遅延読み込みを簡単に実装できます。
手順
- WordPressのプラグインページから「A3 Lazy Load」を検索し、インストール。
- 設定画面で「遅延読み込み」を有効にする。
SEO効果:表示速度の改善は、Googleのランキングに直結します。特に画像の多いサイトにとって、遅延読み込みは効果的です。
使用していないJavaScriptの削減
サイトには多くのJavaScriptが使用されていますが、その中には使われていないスクリプトが含まれていることがあります。
この使用していないJavaScriptの削減により、ページの軽量化が可能です。
実施方法
Chromeの開発ツールを使って、使用されていないJavaScriptを特定し、それを削除または最適化します。
特に、計測タグや広告リマーケティングタグが二重で設置されていることが多いので、これらを確認しましょう。
手順
- Chromeの開発者ツールを開き、ネットワークタブでJavaScriptの読み込み状況を確認。
- 使用されていないスクリプトを特定し、WordPressの管理画面から削除。
レンダリングを妨げるリソースの除外
レンダリングを妨げるリソースは、ページの表示速度に悪影響を与える原因の一つです。
これには、CSSやJavaScriptが含まれます。
これらを最適化することで、ページの読み込み速度が劇的に向上します。
実施方法
WordPressの「Autoptimize」プラグインを使用して、CSSとJavaScriptの最適化を行います。
手順
- 「Autoptimize」をインストール。
- 設定画面で「JavaScriptコードの最適化」および「CSSコードの最適化」にチェックを入れる。
- 不要なGoogleフォントの削除も行うとさらに軽量化されます。
注意:Googleフォントを削除すると、サイトのデザインに影響が出る場合があるので、ビジュアル面に影響がないか確認することが重要です。
次世代フォーマットでの画像配信
画像ファイルのサイズが大きいと、ページ表示速度が遅くなります。
そこで、画像を**次世代フォーマット(WebP)**に変換することで、ファイルサイズを劇的に削減できます。
これは、ユーザー体験の向上とともにSEOにも効果があります。
実施方法
WordPressでは「EWWW Image Optimizer」というプラグインを使って、簡単に画像をWebPフォーマットに変換できます。
手順
- 「EWWW Image Optimizer」をインストール。
- 設定画面で「WebP変換」を有効にし、既存の画像も一括で変換。
効果:WebPに変換することで、画像の品質を保ちながらファイルサイズを約50%削減できます。
結果:SEOとユーザー体験が向上
これらの施策を実施した結果、ページの表示速度が大幅に改善され、ユーザー体験が向上しました。
特に、Googleサーチコンソールでの「良好なURL」の割合が劇的に増加し、サイト全体のSEO効果も確認できました。
これにより、ユーザーがストレスなくコンテンツを閲覧できるようになり、滞在時間の向上も期待できます。
最後に
WordPressサイトの表示速度を改善するためには、適切なプラグインの使用と余分なリソースの削除が鍵となります。
これらの施策を実施することで、SEO効果が向上し、ユーザー体験も大幅に改善されると思います。
ぜひこれらの方法を活用して、あなたのサイトを最適化してみてくださいね。